5.04.2008

モンゴル/セルゲイ・ボドロフ



馬を巧みに乗りこなし、モンゴル語も難なく(と思う(^^;))操る浅野忠信がとても喜ばしく、それだけでも満足感があるが、スケールの大きな戦闘シーンも見応えがあった!原野、騎馬、旗などの効果もあるだろう。細部も凝った、堂々たる映画を堪能した。
※浅野忠信は、日本のベッカムではないかな(^o^)/~~~~?!

草原の王者の風格、機動力と精神性の高さは神秘的なほどだ!
ジンギスカンは実在の人物に違いないが、伝記は、伝説。さらに伝説を膨らませて、映画は、覇者の決断力と繊細さを、よく描いている。
都/西夏で、苔が生える程?牢屋に閉じ込められて、じーっと動かない(動けない)年月を過ごすこと(沈思黙考!)は、映画制作者の創作だという。見事である!
無為、断絶、の空間で、テムジンは、自分の成すべきことを、深く確信し、檻が開かれるや、撓められた弾機(バネ)が、強力に跳ね上がるように、世界に出て行く。

ちょうど(私は)『天使と悪魔(ダン・ブラウン)』という本を読み進めていたところで、
この冒険小説と、テムジンの物語が、頭の中で混ぜこぜになってしまった(^^;)
『天使と悪魔』の主人公ラングドンも驚異的にタフな気の良い男!僧侶の献身や強い武者頭が登場するのも同じ(^^;)女性も凄く強く賢く、迷いがない(^o^)/~~~~!
ヒーローとヒロインは、凡人なら絶望するしかない状況にあっても、へこたれない!!!

テムジンの妻ボルテは、可憐な大物だった!この傑物を妻とする”器の大きさ”が、彼を王者にしていると思わせられる。”理想の嫁は1歳年上、金の草鞋で探しに行く”という言葉を思い出した(^_^)v(^_^)v

浅野忠信の顔を、もっと、見たくて、次の週、
『サッド・ヴァケイション(青山真治)』まで見に行ってしまった(^^;)

浅野忠信インタビュー:←クリック 
※浅野忠信は『五条霊戦記 』で義経を演じている(見ていない (;´д`)見たかった!)義経がジンギスカンになったというのはトンデモ説だが、符号が合って面白い(^_^)v(^_^)v